愛と幻想のファシズム(村上龍)

日本でファシストが権力を握っていく暴力的、残虐的過程を描いた村上龍の代表作。歯にものを着せない文体ですが、いつも以上にかなり計算されています。オオカミやハンティングはファシズムやダーウイニズムの象徴だし、政治も経済も織り交ざって息をつく暇もない。暴力も力のひとつであることを身をもって理解できる。表紙もすき。

愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)
愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫) 村上 龍

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愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)
愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫) 村上 龍

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