「愚直に積め!」

newsingで懇意にさせていただいているtsuji2005さんの著作「愚直に積め!」をいただいたので読んでいます。
まだ全部読んでいないのですが、かなり自分たちの会社のことが書いてあるようで本当に勉強になります。
愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99
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例えば、

12 自分との約束を守る
経営は、決断と実行の積み重ねである。約束を守る姿勢を貫き、未来に対する希望を社員全員が抱き続けていれば、いかなる窮地においても、活路は開けていく。

25 理不尽との付き合いが無から有を生む
現場に密着し、理不尽さと付き合う

理不尽な現場から利益を生む仕組みを作り出すには、有から有を生む論理構築力ではなく、無から有を生む直観力が必要である。

30 会議は成長のエンジンである
準備が整いすぎると、お化粧した会議になりやすい

38 自信満々ほど危険なものはない
重要なのは、Just Do It!、ビジネスプランや仮説設定ができたら、全力をあげてすぐにやる

などが響きます。(本当はもっと引用したいですが、ほどほどに。。
私も色々ビジネス本を読みますが、なかなか、このようなスタートアップ時の会社(特にココ最近の新興市場にチャレンジするようなベンチャー)での経営ノウハウというのは無いんですね。
もうすっかり大企業社長の偉人伝やMBA的な教科書は結構ありますが、その場合どちらかというと実務というより、考え方や主義が中心になっているので、もちろん自分の思考を深めるきっかけにはなりますが、明日から「使える」メソッドかというと、そうでもなかったりします。
それに引き換え、辻さんの「愚直に積め」は、明日から、いや今日からでも利用できる珠玉の言葉だと思います。
数少ない、定期的に読み直す本リストに入れることにしました。