バスケとギターをやって分かったこと

全然うまくならないギターを12歳くらいからやっていて、全然うまくならないバスケ(CorPF)を10歳くらいからやっているのだが、下手の横好きでずっと続けていて分かったことは、センターはドラム、ベースはガード、ギターはフォワードなんだ。音楽の場合は、しっかりドラムのビートがあって、上に重なるベースがあって、ときにベースはビートを刻むような旋律を奏でて全体の流れを作る。そのうえで、ギターがあっちに行ったり、こっちに行ったりしてメロディを作り、ずらしたり、外したりしながらも最終的にはベースとドラムの音に帰っていく。その全体が合っている場面と合わない場面の連続がグルーヴだし、逆に合いすぎていても全く面白くない音楽になる。

一方、バスケも見方によってはグルーヴを作ることが主眼で、グルーヴを作ると得点しやすい。良いチームはやはりセンターとガードがしっかりしている。フォワードはドラムとベース的なセンターとガードの作った流れに乗っかっているプレイがベースにあって(まずはこれがしっかりできるかどうかだが)、存分にプレイしたうえで、あえて外したプレイをしたり、状況によってはガードやセンターのソロを作る、”幅”というか余地を作ることが、チームとしての有機的な音楽性?みたいなものが発揮されて、得点を取るという意味で全体として機能することになる。

ドラムはビートを刻むという意味においては単純なように見えて、決して間違えができないアンカー的な役割だ。ベースはドラムのビートにのりながら、ギターのメロディを乗せる余地を作る。もちろん、ドラムやベースが得点することも可能。やはり花形に見えるのはギターで、うまくそのビートにのりながらフォワードよろしくしっかり(得点やメロディを)決めていく役割だ。

そう考えると、これまでギタープレイはドラムやベースの意識をしたことが少なかった&バスケのセンタープレイはベースは意識しても、フォワードの遊びまでは意識ができなかったと猛省する次第である。