RTC Vol.21 『貯蓄から投資へ』は大丈夫か?!に行ってきました

RTC Vol.21 『貯蓄から投資へ』は大丈夫か?!に行ってきました。
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久しぶりに金融バージョンということで、
投信と生命保険の話でした。
投信はあんまり興味が無いのですが、
保険商品については、私も「保険のおばちゃん」に
強引に入れられたクチなので、強く見直したいと思いました。
岩瀬さんオススメは、

株はインデックスに投資して、
ほかはバランスよく投資するのが良い。
独身の人は死亡保険に入る必要はない。
死亡保険の10年だとオリックスが安い。
損保ジャパンが1年更新をやっている
医療保険はアフラックのエバーが安い。のでそれがオススメ。

とのことで、岩瀬さんの新会社で商品が出たらそちらに乗り換えると。(w
ともかく、分かりにくい業界ではあるとおもっていたので、
分かりやすくしてくれるこのようなトライは大歓迎です。
以下会議のオーラルメモです。

週間ダイヤモンド編集長小栗さんパート
Q金融機関に嫌われる特集は、習慣ダイヤモンドへの広告出稿が減ったのでは?
⇒実際に、他の案件が無くなった。


Q読者の反応は?
⇒好意的な反応です。ありきたりの内容だという指摘もあるが、
blogでも評価されたと思う。重版が2,3日後にかかったのは初。
Q特集号に対する金融機関の対応は?
⇒業界の人にとってはなんじゃこれ?だ。
ぎりぎりまで、サブタイトルに対する反発が社内でもあった。
Q投信の商品設計や売り方について変化がおきている?
⇒セゾンとかが低めに抑えたものが出てきていて、評価できる
地銀の売り方は、変わりにくい、なかなか変わらない。
リスクに対する説明については、かなり厳しくやっているところはやってる
特にメガバンクについては厳しい。
Qダイヤモンドの問題意識は?どういう投信、投資をするべきか?
⇒複雑で分かりにくい商品が多すぎる。コストが余計にかかる。
実のところ、特集の後に医療保険の特集を行ったが、医療保険のほうが読んで欲しい。
一般の人たちがその構造を理解していないため。
生保についても、投信についても透明とか、シンプルとか、説明されているとか、
誠実な商品であるべきだろうと思う。
投信の特集は、自分でやろうとしたときのコストを算出した。
Q分散投資するポートフォリオ、手数料の差をだしたってことですよね。
経済雑誌はいろいろあると思うんですが、ダイヤモンドとしての立ち位置、期待するものは?
⇒570円払って、買ってもらうには労苦をかけなきゃいけないし、
手間、取材をかけなきゃいけないと思っている。
東洋経済とはかなり似ていると思う。似たような特集をやることになる。
ネットライフ企画 岩瀬さんパート
一括資料請求になっちゃって、いくらとか何が良いとかが分からん!!
業界の自主規制で資料請求しかできないようになっている
価格コムは資料コムだ。
生命保険の収入はフローで45兆円(GDP500兆円)
各国で死んだときに支払われる保険金額が高い!保険料も高い。
欧米に比べて倍。寿命が長いので、もっと安くてよいはず!という問題意識。
保険の原価はブラックボックスだったが、
払っている保険料のうち
76万のうち、28万円、生保の手数料は46万円
63万通販会社はもっとやすいが、
全体の38%が保険金に回るってことはこれが原価。
今の構造はこうなっている。
30万人の生保レディ。15万人が辞めている。
日本生命
資産50兆 35兆円
第一生命
資産40兆 24兆円
ものすごく資産がたまる商売である。
保険会社は投資家として運用している。
これまでの生保会社は、時代が変わって、環境が変わったのに、
変わっていない。
今の不満は、
分かりにくい
家計状況に適切なのか分からない
勧誘がしつこい
なので、それを解消してあげる
1億円の会社でマネ、アスカで半分づつ出資。
今後、15~20億円を用意
ネットで生保は売れないよ!というかもしれないけど、
絶対成功する。
不透明なところを解消する。
1%でもwebに移ってくれればそれで良い。
マーケットがでかいから、それで十分。
Qどんな投資、資産運用が良いんですか?
(岩瀬さん)
株はインデックスに投資して、
ほかはバランスよく投資するのが良い。
独身の人は死亡保険に入る必要はない。
死亡保険の10年だとオリックスが安い。
損保ジャパンが1年更新をやっている
医療保険はアフラックのエバーが安い。のでそれがオススメ。
(小栗さん)
ETFもインデックスも良いんじゃないか。
Q金融リテラシーとして、金融知識の教育についてどう思いますか?
(小栗さん)
金融中央委員会?
bondの価格があがると金利があがるか?という問い答えられる人が3割。
商業誌だと限界があると思ってる。
投信の会社とかでもちょっと疑問がある。
今のところどうすればよいか見えていない。
(岩瀬さん)
能動的に情報を集めると結構ある。
基本はそんなに難しくない。
自ら学ぶ姿勢と言いなりにならないこと!が大事。
自分で裏をとる。
Q運用のフェーズでどう違うの?
(岩瀬さん)
共済保険とかでどう違うの?
飛鳥がヘッジファンド。
ソロモンのファンドの責任者と連携しながらやっていく。
共済は安くてよい。
けど、1000万までという限度がある。
改正されて、共済が安いのは責任準備金を積み立てなくて良いからだが、
それがつまなきゃいけなくなる。
そこで圧倒的なコスト優位性がなくなると思ってる。
Q他社と比較したいが、、、
(岩瀬さん)
メール下さい。(w
探せば情報はあります。
Q既存の生保と違うのは、オリックスのネットとプルの男の営業があるのは、どう?
既存の生保はネットライフにどんなことを期待している?
(岩瀬さん)
⇒オリックスは死亡保険ではもっともやすい。
人気があるのは代理店手数料が1.5倍だから。
sonyとプルデンシャルは分かりやすい、しかし、
人がいることの付加価値。
Qオリックスの商品ありがとうございます!
常々思っているのだが、比較、検討する人は全体の10%くらいで、
それ以外は面倒、考えたくないという人が多い。そこが苦労する。
結局リスクをとるということに慣れていないからだと思うんだけどどうですか?
(小栗さん)
株のオプションを利用してリスクを実感するというのを紹介してました。
(岩瀬さん)
時代が変わったということを認識する必要がある。
これまでは社会や国が守ってくれた。
さらに、世の中でchoiceが増えた。
5000~8000円のものでも×12×30とすると、
大きくなる。我々はこれを商品価格を下げる方向につかいたい。
Qすでに保険に入ってしまっている人はどうすりゃいいの?
(岩瀬さん)
ざっくり言うと、3.5万/月
今解約されると?
サンクコストとして、捉えれば良いのでは?
–グループディスカッション
こんな投信、生保が欲しい!
リスクっていうけど、良くわからない!
リスクを定量的に図る方法がもっとも必要。
でも難しいんだよねー。
ポートフォリオが分かると嬉しい
損する確率と得する確率を分かりやすく出して欲しい。
投信は安定運用で、
アセットアロケーションの黄金率があって、
単純に決めて手数料が安いもの
保険はお金が欲しいわけじゃないので、
予防や検査、検診のため、治療などのコントロール
現物給付型。病気の発生を抑えつつ、保険屋も儲かるみたいな。
■分かりやすく
シンプルに年収で、区分しちゃって決める!
人数が見えるようにして、増えるごとに高くする。
口コミで個人が保険に入る人を集める。
余分なものは無いほうが良い。
ネットでやるとDBでユーザにフィードバックできる。
■敷居を低く。啓蒙として。
保険は若年層や低所得の人が入れない。
担保を取って、保険を入れるように。
ローンで保険に入るというのができない。
若いうちから入るべしというのを言っとく。
臓器提供を保険の担保に。
投信のための保険をいれとく。
飛鳥の人たちは、昔ファンドマネージャだったけど、
全員、保険のおばちゃんに入れられた保険に入っている。
気づきは、
投資のノウハウと保険のノウハウは相関しない
ということ。