14歳か

モラトリアムなんだよね。ノルウェイの森とか思い出してしまう。
いろんな要素が共鳴しながらストーリーがバラバラに進むんだけど、
そのちぐはぐな感じもテーマ性を考えると悪くない。
生死や恋愛や学校や教育や両親やいじめや進路や傷や売春や音楽とかって、
もうそれは人生そのものな訳だけど、思春期の内側と現実の荒々しさを
現代的な要素で仕立てたって感じ。
しっかし、ときおりシンボリックに入る心象(のようなもの)が、
もう、言葉にならないくらい美しい。
とても陳腐な言い方だけど、映像の域を超えてる。

リリイ・シュシュのすべて 通常版

ビクターエンタテインメント
2002/06/28
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