アメリカからこういう意見が出るのはスゴイなあと真剣に思うわけです。 その人の深さは、その人がどれだけ内側の深い闇を見続けることができたか、 自分との会話をネタが尽きるところまでやれるかということで決まると思う。 創造性というものが、社交性の文脈で生まれるのだ!という信仰は確かに感じるし、 自分の中でもかなりの抵抗がある。これは、新製品開発の際にユーザーインタービューをするのと同じ違和感。 いつまでたっても「もっと速い馬」や「もっと早く巻き戻せるビデオ」を求めるのがユーザー。 このあたり斬りこんでくれる人いないだろうか。ゲームばっかり作ってる場合じゃないよねえ。 スーパープレゼンテーションで観た […]
続きを読むさあ才能に目覚めよう
だいぶ前に読んだのですが、結構あたっていたのでオススメです。 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす マーカス バッキンガム ドナルド・O. クリフトン 田口 俊樹 日本経済新聞出版社 2001-12-01売り上げランキング : 309 チームビルディングに悩む方、管理職の方は特に読むべきだと思います。 前にハーマンモデルによる多様性の強化、 全脳のであることの意義について考えていたことがありますが、 とっても近いと思います。アメリカナイズな個人主義、個人能力礼賛ではありますが、 結局はそれがチーム力にもなるという話ですね。 (その根本的な立ち位置についてstan […]
続きを読む儲かるか儲からないか
信用に基づいた貨幣経済の中において、資本主義以上の発明はないし、 資本主義以上の価値交換、調整システムなんてものはない。 すべて言い換えにすぎない。評価経済?なにそれ。 しかし、どの時代も儲かるか儲からないかの視点からの調整が行きすぎて、 再度調整しなければならないことが多い。カネが動けば資本が動いて、 情報が動いて、人が動くからだ。行き着く先は徹底的に効率化された、 世界共産主義的なものになっちゃう。調整されちゃったら、 君の人をどれだけ出し抜くかなんてスキル全部無駄だから。 そんなことに一生懸命なる必要は無いのよ。 怖いのは様式まで効率化されることだ。慣習や文化でさえ。 ネタにマジレスカコ […]
続きを読む道草
なかなかうまく行かないもんだ。 見方はそれぞれだけれど、まずうまく行かせる、 ゴールに近づくことが最優先されるんじゃないの? そりゃあ、道草的な楽しさもあるだろうし、 成長とか育成とかそういう側面もないとはいはないけど、 そっちをファーストにしちゃうと、ゴールからちょっとずつズレる。 ゴールを共有して、考え方を合わせた人と、道草していきたいな。
続きを読むイグジット・スルー・ザ・ギフトショップ::banksyバンクシー
会社の人に勧められて観たストリートグラフィティの有名人、バンクシーのドキュメンタリー。 バンクシーはグラフィティ?というと蔑んだ感じの言い方になるらしいので、ストリートアーティスト。 それも、社会的風刺がかなり込められていて、思わず膝を打つような作品が多く、一目で好きになりました。 語り方は、MBW(mr.brain washing)にフィーチャリングさせて進んでいきますが、 バンクシーかっこ良すぎ。ところどころでしかないものの、バンクシーのトークが素敵。 あんまり知らなかったのが残念。本当に作品の持つパワーがすごい。 1枚欲しいくらいですが、本人は家の中で飾るのなんて望んでないんでしょうね。 […]
続きを読むロックヒルゴルフクラブでAcup
去る土曜日にロックヒルゴルフクラブでAcup(NTT同期杯)が催行されました。 個人的には、はじめてユーティリティ(ツアステU4)を実践的投入をしましたが、 ロングホールでことごとくダフリ、全幅の信頼をおいていたユーティリティが大嫌いになりました。 やっぱ、5I最高ですよ、5I。かわいいよ、5I。 つっちーさんと一緒に行ったら、朝到着していきなりビールを飲んでいたので、心から頭が下がります。 黙々とご飯を食べていた僕を許してください。 スコアは、52-52で104でして、グロスではそこそこいい所いったんですけど、 新ペリアでなかなか難しい順位でした。というか、ゲスト陣に負けるというレギュラーメ […]
続きを読む本年の田植え完了2012
毎年恒例のGWでの田植えが終了しました。 今年は、転職したてでそんなに忙しくないので、お言葉に甘え、9連休。 嫁の実家の豊田と富山で田植えというのんびりスケジュール。 サクタロウも大きくなって体力が出てきたので、 ちょっと無理なスケジュールのクルマ移動でもOKになりつつあります。 これは本当に助かります。 子供が自分の育った環境に触れるのって、喜びです。 自己肯定するわけではないけれど、なんとも言えない嬉しさがあります。 早く田植え手伝えるようになって欲しいんだけど。 (田植機やトラクターにのせろー、のせろーと大変でしたw) あと、書いていなかったのですがRICOH GX200に加え、ついにS […]
続きを読む1Q84
着々と村上春樹を読んでいます。 なんで昔はキライだったのに、今は心地よく読めるようになるんだろう。 感じ方が変わったのか、考え方が変わったのか。 そこまで大きな変化が歩きはしないんだけど。 まあでも味覚も変わったから、気がつかないうちに変わっていくんだ。 どうやら僕は、牛河的な存在が好きみたいだ。 カフカでいうところの、中野さん的な存在。 はじめは得体の知れない、不気味なところがあったけれど、 だんだん人間味が溢れる感じになっていって、 人間くささが出て、それがいい。 NHKの集金人の比喩が味があってよかった。 ときに、自分の領域に入り込んでくる侵入者として、 ときに、外界と心的世界をつなぐも […]
続きを読む無題
他者との間隔。空気。ぼやっとした微妙な境界。自我。存在と知覚。侵略と防衛。 靴のヒカリ。不作法で傲慢な革靴。 と形式的なスーツ。カバン。 列車に乗る人々はその無自覚であらいがたい方向性が同じであることにどれだけ気づいているだろうか。
続きを読む海辺のカフカとめがね
新しい会社に行くまでにちょっと時間をとったので、とっつきにくかった村上春樹を手にしました。 以前、ノルウェーとねじまき鳥を読んで、永遠のモラトリアムだなあとか、描写がシンボリック過ぎて苦手なんて感じていたんだけど、もうね、カフカ最高。こんなに面白かったならもっと早く読みたかった。久しぶりに一気に読んだ。 ミステリー調の進め方やカラスの存在、メタファー?が散りばめられながら若い精神が自己を確認しながら「他者」である社会や人間、性に向かって内省的に対話を続ける過程が、「自分」の確認につながって、心地良かった。 なんか今まで失ってた、棄損されてたものが戻って来た気がした。 自己形成において、思春期の […]
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